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Konica MT-7

 2005年11月、リサイクルショップで購入。なぜかフジのトラベルミニの箱・説明書とセットになっていた。トラベルミニも持ってるからいいんだけど。

 最初に見つけたときには「赤いコニカ。C35 EF3か?」と思って期待してみたら違ったのでがっかり。レンズもヘキサノンじゃなくてコニカレンズ銘だったので買わなかった。が、やっぱりコニカコレクション(写真撮るんじゃないのかよ)としては赤いコニカが欲しかったので買ってしまった。

 買うと決めてリサイクルショップに行き、ラップの梱包を解いてもらってチェックすると、どうやら自動露出すら付いていないことが判明。フィルム感度に応じて絞りが切り替わるだけ。36mm F4のレンズで見たところISO100でF8、ISO200でF11、ISO400でF16といったところ。

 シャッターは単速の1/125秒。フィルム感度の設定どおりに使うと、晴天時は1絞りオーバーになる。もちろんカラーネガフィルムの場合は許容範囲。だが個人的にはISO200フィルムを使えば、晴天時はISO400設定で適正露出、曇ったら絞りを開けて対応する、という使い方ができていいと思う。

 ストロボをポップアップさせるとISO100で絞りが開放、ISO400で通常のISO100と同じ状態になる。ということは2絞り開いて、ISO100でF4、ISO200でF5.6、ISO400でF8。一応F4〜F16までの絞りを選択することができる。

 カメラの機構は自動巻上げ・巻き戻しに単3電池2本(NiCd不可)を利用しており、巻き上げと同時にシャッターは自動でチャージされる。ただしシャッター自体は機械式なので動作に電源は不要。チャージされていれば電池を抜いてもバネで動作する。

 したがって電池を抜いてストロボをポップアップさせることで、F4、F5.6の絞りを任意に選択して使える、と言えなくもない。フィルム巻上げとシャッターチャージが自動でなければ、シャッター単速の機械式カメラとして使いやすかったのだが。

 ピントは焦点固定。撮影距離は1.5m〜∞となっているが、実際の焦点位置は不明。ストロボの連動範囲が1.5〜2mとなっており、ストロボ使用時は絞りが開く仕様なので、F4で前側の被写界深度が1.5mとなると焦点位置は1.8m。ただ、これではF16まで絞っても後ろ側の被写界深度は6.75mしかなく、遠景の描写がどうなるか。焦点位置が2.5mであればF16で∞まで被写界深度に入るのだが。これは実写で確かめたい。

主な仕様

発売
1986年10月 希望小売価格25,800円
レンズ
36mm/F4 4群4枚
シャッター
1/125秒
焦点調節
固定、撮影距離1.5m〜∞
露出制御
フィルム感度に応じた絞りの切り替え
フィルム感度使用域=ISO 100〜400
ストロボ
内蔵ポップアップ式、連動範囲 1.5〜3.5m(?)
外観
128.5×71.5×54.5mm、265g(電池別)
その他
本体電源の単3乾電池2本(NiCd不可)とは別にデート機構用電池CR2025
同時期発売の上級機にAF内蔵のMT-9とMT-11
コニカミノルタによる製品紹介のページはこちら
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