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Canon Autoboy F

 2005年10月、リサイクルショップで外観まずまず綺麗なものをジャンク品525円で購入。後継機F-XLはスピードライトのモード切替がダイヤル式になって操作性が抜群に改善されているのでそちらの方が欲しいのだけど、この値段であれば文句は言えない。

 帰宅して電池を入れてみると動作はOK。よしよし。でも、ちょっと動作はのんびりした感じ。まあ、これは仕方ない。あと、シャッターボタンがゴムでストロークが深く、あまり感触は良くない。けど、半押しの感覚がつかめないような問題はないのでいちおう許せる範囲。

 ボディ左側面にボタンが2つあって、これがスピードライトの発光禁止と強制発光(スローシンクロ)のボタン。で、普通はこれを押したらモードが切り替わるのかと思いきや、なんとこのボタンを押しながらシャッターを切ると、そのボタンのモードで撮影されるという仕様。

 小さな液晶画面を見ながらチマチマとモードを切り替えるよりは分かりやすいけど、この小さなボタンを押しながらファインダーを見てシャッターを切るというのはちょっとやりづらい。ただ、慣れたら指先の感覚だけでファインダーから目を離さずモードを変えて撮影できて良いのかも。

 しかし発光禁止はいいとして、スローシンクロでこんなボタンを押しながらシャッターを切っていたら手ブレしてしまうと思うんだけど。と思ったら、発光禁止ボタンを押しながらセルフタイマーボタンを押せば良かったのでした。なるほど。それなりに分かりやすい操作性と言ってもいいかな。

 ちなみに上の写真でボディ右上、スピードライトの隣の丸い部分は赤目防止発光およびセルフタイマー動作を知らせるライト。これがスピードライトと独立しているのは同時発売のAutoboy Sとも共通する仕様でした。

 描写は後継機のF-XL共々優秀らしい評判なので楽しみ。でも、一体いつになったらフィルムを入れるのやら。

主な仕様

発売
1993年9月 希望小売価格35,000円
レンズ
32mm/F3.5 3群3枚
シャッター
2秒〜1/250秒
合焦方式
近赤外光投射による3点評価測距オートフォーカス
撮影範囲:0.45m〜∞、ステップ数415
露出制御
a-Si素子使用の完全自動プログラム式EE、測光連動範囲=EV3〜17
フィルム感度使用域=ISO 25〜3200
ストロボ
内蔵固定式、ガイドナンバー7.5(ISO 100・m)、低輝度自動発光式、赤目現象緩和 ランプ付き
外観
120×62×40mm、205g(電池含む)
その他
スピードライトOffモード、スローシンクロモードは専用ボタンを押しながらシャッターを切ることで動作
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